外壁の塗装工事とはいいますが壁の塗装だけではなく、住宅で塗装可能な箇所は全て塗装する事が一般的です。 　弊社での２階戸建、１軒当りの外壁塗装工事費用は、 ６０万円〜８０万円位が工事費の目安になります。 お見積もりは当然無料ですのでお気軽にお問い合わせ　下さい。

下地補修は主に『割れ補修』『板金の釘の打ち直し』などを行います。板金の下地木板まで水が浸透して木板が腐食していると交換する場合もあります。 高圧洗浄はコケ、藻、ほこり等を水で洗うというよりも削り落とすような感じです。高圧洗浄の水の勢いは非常に強く頑固な汚れもほとんど落とせます。

タスペーサーによる縁切り作業は再塗装時(２度目の塗装)に使用する場合が多いです。新築後、最初の塗装で使用しても問題はありませんが、その分工事コストもかかりますので新築から最初の屋根塗装の際は省いても良い工程ではないかと考えます。目的はコロニアルの重なり部分を塗膜で塞がない為におこないます。

下塗り材にも『溶剤』『水性』があり多種多様です。使用する上塗り材や経年による瓦の劣化状態に適した下塗り材料を選択します。平型スレート屋根でスレートの地色が見えて劣化が激しい時には下塗りを2〜3回塗る場合もあります。酸性雨、紫外線などで劣化した瓦本体に塗料が密着するように塗るのがポイントです。下塗り完了後、上塗りで使用する主材塗料を細部(ローラーで塗れない部分)に刷毛で先行塗りしておきます。

主剤塗料をローラーで２回手塗します。屋根用塗料も合成樹脂塗料で主に『ウレタン』『シリコン』『フッ素、遮熱』にランクがあります。平型スレート屋根の場合には新築から築10年位での塗装工事が理想です。立地条件にもよりますが20年位を過ぎると瓦の保護層が低下して『劣化による雨水の浸透から下地木材の腐食』といった事がおきてしまいます。できるだけ早めのメンテナンスで工事費用もコストダウンにもなります。

まずは足場を組立てます。お客様からお聞きしたお話ですが『足場なしで外壁塗装をします』という業者がきたというお話。足場がなくては飛散防止用のメッシュシートも張れません。脚立での高所作業は危険です。タイルや瓦の上に足場を立てるときは木板等の敷物で養生をおこないます。

高圧洗浄ではサッシの施錠、洗浄水のあてかた等に注意が必要になります。塗装面の他にサッシ、カーポート等も洗浄します。弊社では水道水のみで洗浄しております。洗浄液を入れると『近隣宅様への飛散』『植栽にかかったり』『溜った洗浄水液の動物への害』と問題も多々あります。無害な液としての洗浄液もあるようですが高圧で洗いますので水道水のみで充分です。横の小写真はチョーキングの画像です。壁を触って白い粉が手に付くようであればメンテナンスを考えましょう。

塗装をしない部分(アルミやステンレス等)を専用の道具で養生をします。雨樋や庇などは壁の塗装後におこないますので壁塗装の時に塗料が雨樋や庇に付着しない様に養生をしておきます。養生をきちんとしておかないと塗装後に隙間から漏れた塗料を落とす作業に大変手間どります。横の小写真は劣化したコーキングを打ち直しています。この部分の防水をしておかないと雨水等が内部に浸透してしまいます。

軒天井は外部の中でも紫外線、雨風が直接あた らない箇所ですので『エマルジョン塗料』を使用しています。劣化している場合には『ＮＡＤ系(非水)の塗料』を使用するケースもあります。軒天はベニヤ板やボード板がほとんどですので腐食していると張替えが必要になる場合もあります。破風板は紫外線、雨風の被害を特にうけていますので破風板材質に相性の良い『ウレタン樹脂塗料』を使用しております。

壁の下塗りは既存の下地質や上塗りの主材料に合わせて選択します。モルタル壁など塗料の吸込みが激しい下地の場合は塗り膜厚等、注意しておこなわなければ完成後の塗りむら等の原因となります。工法にも『厚付け』『タイル吹き』等あります。塗装中にも『既存の下地と塗料がきちんと密着しているか』確認しながら塗装する必要があります。

よく聞く『当社は○○のメーカーの○○の材料 を使用します』というのはこの工程で使用するメインとなる主材料です。住宅建築物に使用する塗料は主に合成樹脂塗料になります。この樹脂塗料の中で大きくランク付けすると『アクリル系』『ウレタン系』『シリコン系』『フッ素系』になります。弊社の塗装工事では下塗りを含めて３回重ね塗りしておりますが単に回数を多く塗れば良いという訳でもありません。適応塗布量というものがありますので、現場状況によって施工する事が大切です。

壁塗装の完了後、養生を解体して、木部鉄部の塗装をします。材料はウレタン樹脂塗料が適しています。ウレタン樹脂では『柔らかい性質で密着性もよく木部との相性が非常に良い』ので幅広い用途に使用可能です。鉄部・木部・細部の塗装は塗料の塗布量や細かい刷毛使いが必要になりますので職人さんの腕の見せ所です。

細部の手直しや足場解体前の最終チェックをします。『お客様の確認』を頂いて足場の解体をして完成引渡しとなります。お客様のお喜びの表情やお話を聞くと達成感も倍増します。完成引渡し後も当然アフターフォローしております。あってはならない事ですが私達職人も『小さな見落とし』もあります。完成引渡し後も気になる点はお申し付けください。

お客様からお聞きしたお話ですが、自宅の塗装工事のお見積もりで当初『Ａ塗料で180万円』予算が合わないので断ると『Ｃランクの塗料で90万円』のお見積もりを提示された。業者によって多少の違いはありますが、塗料の種類も多種多様で価格も当然違います。しかし住宅の塗装工事では水回り等他の工事と比較すると材料費よりも人件費の割合が多いです。仮にフッ素塗料(Aランク)からウレタン塗料(Cランク)に下げたところで、工事費が半額になるようなことは考えにくいです。弊社の工事費の積算方法は人件費＋材料費となります。詳しくは料金プランをご覧ください。

住宅塗装の必要性は建物躯体と外壁材又は屋根材(塗替えであれば塗料)の耐用年数に差がある為です。 住宅建物の耐用年数は、立地条件にもよりますが築40年〜50年位です。しかし外壁材、屋根材は30年も耐用していません。一昔前の塗料ではこれも立地条件によりますが大体耐用年数8年〜10年です。その差がある為にメンテナンスが必要です。そのメンテナンスの選択肢の１つに塗装工事があります。ご検討される際には塗装工事だけではなく他のメンテナンス方法もあるという事もご検討されて下さい。